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オマールナルバエス 戦績 動画 井上尚弥 次戦 [スポーツ]

2014年11月6日、

プロボクシングWBC世界ライトフライ級王者・井上尚弥選手が、

2階級制覇に挑むことが発表されました。

日時・場所は12月30日に東京体育館、

挑む王者はWBO世界スーパーフライ級王者の

オマール・ナルバエス選手(アルゼンチン)とのことです。




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プロデビューから6戦目の日本最短記録で

世界王者に上り詰めたのは今年の4月6日。

減量苦から防衛せずに返上することも噂されましたが、

9月5日、サマートレック・ゴーキャットジム選手(タイ)を相手に

初防衛戦を行い、本来の出来ではなかったものの

11回TKOで初防衛を果たしました。



そしてこの日、

現在保持しているWBC世界ライトフライ級王座を返上し

ナルバエス選手が持つWBO世界スーパーフライ級王座に挑戦するこが

発表されました。



ナルバエス選手は1975年10月7日生まれの39歳。

これまでの戦績は46戦43勝(23KO)1敗2分。

サウスポーのアウトボクサーです。



オマール・ナルバエス選手の戦績
試合日 対戦相手 対戦相手の国籍 対戦相手の戦績 試合結果 備考
2014-09-19フェリペ・オルクタメキシコ29-2-012回判定勝ちWBO世界スーパーフライ級タイトル防衛11
2014-05-17アントニオ・ガルシアメキシコ13-1-04回KO勝ちWBO世界スーパーフライ級タイトル防衛10
2013-12-21ダビ・カルモナメキシコ16-1-47回TKO勝ちWBO世界スーパーフライ級タイトル防衛9
2013-08-24久高寛之日本22-10-110回TKO勝ちWBO世界スーパーフライ級タイトル防衛8
2013-05-25フェリペ・オルクタメキシコ27-1-012回判定勝ちWBO世界スーパーフライ級タイトル防衛7
2012-12-15デビッド・キハノプエルトリコ15-2-112回判定勝ちWBO世界スーパーフライ級タイトル防衛6
2012-10-20ジョニー・ガルシアメキシコ16-3-111回KO勝ちWBO世界スーパーフライ級タイトル防衛5
2012-04-21ホセ・カブレラメキシコ20-2-212回判定勝ちWBO世界スーパーフライ級タイトル防衛4
2011-10-22ノニト・ドネアフィリピン26-1-012回判定負けWBC・WBO世界バンタム級タイトルマッチ
2011-06-11ウィリアム・ウリナコロンビア17-1-012回判定勝ちWBO世界スーパーフライ級タイトル防衛3
2011-04-15セサール・セダプエルトリコ20-0-012回判定勝ちWBO世界スーパーフライ級タイトル防衛2
2011-02-12ビクトル・ザレタメキシコ17-1-012回判定勝ちWBO世界スーパーフライ級タイトル防衛1
2010-05-15エバース・ブリセノニカラグア32-5-112回判定勝ちWBO世界スーパーフライ級王座決定戦
2010-02-24Santiago Ivan Acosta-16-4-210回判定勝ち-
2009-06-26オマール・ソトメキシコ17-5-111回TKO勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛16
2009-02-07レイオンタ・ウィットフィールド米国22-0-010回TKO勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛15
2008-09-20アレハンドロ・エルナンデスメキシコ20-5-112回判定勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛14
2008-05-09イヴァン・ポゾスペイン28-4-17回TKO勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛13
2008-01-25カルロス・タマラコロンビア17-3-012回判定勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛12
2007-09-14マルロン・マルケスニカラグア11-2-04回TKO勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛11
2007-03-10ブライム・アスロウムフランス21-1-012回判定勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛10
2006-10-14ワルベルト・ラモス-11-4-212回判定勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛9
2006-08-05レクソン・フローレス-15-2-412回判定勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛8
2006-04-21Feliciano Dario Azuaga-67-7-26回TKO勝ち-
2005-12-05バーナード・アイノンフランス13-0-011回TKO勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛7
2005-04-08Wellington Vicente-15-8-07回KO勝ち-
2004-12-10Marcos Ramon Obregon-16-10-35回KO勝ち-
2004-10-29Wellington Vicente-15-7-010回TKO勝ち-
2004-03-06レジナルド・マルティンス・カルヴァルホブラジル6-1-03回TKO勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛6
2003-11-14アレクサンデル・マクムフドフロシア42-6-010回TKO勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛5
2003-08-09アンドレア・サリッツイタリア17-2-112回引き分けWBO世界フライ級タイトル防衛4
2003-06-07エベラルド・モラレスメキシコ23-6-25回TKO勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛3
2002-12-14アンドレア・サリッツイタリア17-1-112回判定勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛2
2002-09-13ルイス・アルベルト・ラサルテアルゼンチン20-5-110回反則勝ちWBO世界フライ級タイトル防衛1
2002-07-13アドニス・リバスニカラグア19-2-112回判定勝ちWBO世界フライ級タイトル獲得
2002-03-30Felipe Rodriguez Zapata-8-2-11回KO勝ち-
2001-11-10Marcos Ramon Obregon-13-5-310回判定勝ち-
2001-10-06Wellington Vicente-13-6-010回判定勝ち-
2001-09-21Sandro Dario Pereyra-0-4-01回TKO勝ち-
2001-08-25Nicolas Alberto Vergara-2-11-13回TKO勝ち-
2001-06-30Javier Dario Arce-2-1-03回KO勝ち-
2001-06-09Carlos Alberto Montivero-10-1-14回引き分け-
2001-04-14Ricardo Ariel Toledo-3-4-25回TKO勝ち-
2001-01-26Ricardo Ariel Toledo-3-3-24回判定勝ち-
2000-12-16Daniel Horacio Monzon-4-3-01回KO勝ち-
2000-12-01Carlos Gustavo Palacios-4-1-14回TKO勝ち-


対戦相手の戦績はその当時のものです。
数字は[勝ち-負け-引き分け]の数となります。



1996年のアトランタオリンピック、

2000年のシドニーオリンピックと2度のオリンピックに

アルゼンチン代表として出場した後、2000年12月にプロデビュー。



1つの引き分けを挟み11戦無敗で、

12戦目にアドニス・リバス選手が持つWBO世界フライ級王座に挑み、

12回判定勝ちで王座奪取に成功。

以降、防衛を重ねること16回。



16度目の防衛後、階級をあげるために同王座を返上。

1試合、スーパーフライ級での調整試合を挟み、

ホルへ・アルセ選手(メキシコ)が返上した

WBO世界スーパーフライ級王座をエバース・ブリセノ選手と争い、

12回判定勝ちで2階級制覇。



3度防衛後、同王座を保持したまま3階級制覇に挑みます。

相手は長谷川穂積選手を下しWBC・WBO世界バンタム級王者となった

フェルナンド・モンティエル選手(メキシコ)を、

衝撃的な2回TKO勝ちで下しスターとなった

ノニト・ドネア選手(フィリピン)。

しかしドネア選手の攻勢の前に防御で手一杯となり、

ジャッジ三者ともにフルマーク(108-120)をつけられる判定負け。

プロ38戦目でキャリア初の黒星を喫しました。



それでもその後、保持しているWBO世界スーパーフライ級王座を

11度防衛し、12度目の防衛戦の相手として井上選手の挑戦を受けます。



アマチュア時代、世界ボクシング選手権で

1997年に銅メダル、1999年に銀メダルを獲得しており、

プロに入ってからも攻防バランスのとれた堅実なボクシングをします。

身長は井上選手の163センチを下回る160センチで、

体格はがっしりしています。



46戦のキャリアの内、30戦が世界戦というナルバエス選手。

32戦29勝(18KO)2敗1分のキャリアを誇った

アドリアン・エルナンデス選手に完勝で

WBC世界ライトフライ級王者を奪取し、

キャリアの差を感じさせなかった井上選手ですが、

ナルバエス選手との戦いはより厳しいものになると思われます。



階級を上げるための調整試合を挟まずいきなり世界挑戦。

しかも2階級上。

長谷川穂積選手がバンタム級でKO勝利を積み上げたにもかかわらず、

2階級上のフェザー級ではパンチ力という意味では通用しませんでした。

スピード、フットワーク、パンチのキレといった部分で、

バンタム級時代の長谷川選手と今の井上選手は

似ている部分があると思います。

その良い部分を保ったままスーパーフライ級で戦えるかどうか

不安な要素もあります。



39歳のナルバエス選手。

4月6日同様に井上選手が勢いで押し切ってしまうのか。

又は、辰吉丈一郎選手をさんざん苦しめたダニエル・サラゴサ氏のように、

ナルバエス選手の老獪なテクニックと試合運びが井上選手を翻弄するのか。

非常に興味深い対戦となりそうです。



直近の試合(フェリペ・オルクタ選手との2戦目)のハイライト動画。



久高寛之選手との8度目の防衛戦の動画。



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